幻想水滸伝の開発スタッフが携わったという噂の「百英雄伝」をプレイする前に、その前日譚となる「百英雄伝 Rising」をプレイしてみました。あくまで私の個人的な感想になりますので、ご了承ください。なお、ネタバレを含みます。未プレイの方はご注意ください。
総合評価 3.8
映像 5.0
フィールド上のキャラクターのビジュアルはドット調で、昔ながらの懐かしい感じ。操作していて疲れない。3D酔いの心配がない。
建物や風景は写真のように綺麗で、手前のぼやけ方など、キャラクターにピントを合わせているところが、平面ながらも奥行が出てており、見ていて飽きない。
音楽 3.8
探索して疲れて帰ってくるので、街中は田舎ならではのもう少しのんびりした落ち着ける音楽の方がよいと思った。街の発展に伴い、テンションの上がる曲調にはなっていくが、あまり安らがない。
ストーリー 3.5
お宝を探す旅の過程で見つかる数々の真実みたいな…前日譚としてはこれで良いのかもしれないが、本編にもう少し踏み込んだ内容でもよかった気がする。急に温泉→温泉卵の話になったあたりは全然面白くなかった。
途中で投げ出そうと思ったが、最終局面あたりからようやく話が面白くなった気がする。
キャラクターデザイン 5.0
河野先生のイラストなので問答無用で高評価。
キャラクター 3.0
性格的な部分で見た感想だが、全員が魅力的なキャラクターとは言えず。CJもガルーも口が悪いし、イーシャもツンツンしすぎて可愛げがなく。前半はキャラクターへの感情移入ができず、操作していてかなりキツかった。後半、お父さんの手帳を手に入れてからようやく3人の仲がまとまり良い流れにはなったが、まとまるまでが遅すぎる。
また、グラフィックが用意されているキャラについての秘話も期待していたが、ほぼ無かった。NPCのどうでもいい話ばかりが多く、しかも話が長いところが怠さを感じた。
ゲームシステム 3.0
横スクロールアクションのみ。映像に奥行きがあるものの、奥や手前の移動は不可。戦闘はボタンでひたすら敵を殴るだけで単調なため飽きがくる。敵の攻撃を回避でかわしながら戦うことが多いため、メインはほぼCJを操作することになる。多少、面白味が出てくるのはイーシャ加入後から。
コンテンツ 3.0
本拠地システムなどの街の発展は、ほぼお使いクエストを消化することになる。クエストはダンジョンで素材集めや街の人に話しかけるなど簡単なものが多いが、マジで量が多いためげんなりする。プラチナカードを埋め終わったあたりで、ほぼ本拠地は完成するので、ブラックカード以降はやりこみたい人向けかもしれない。
余談
ほぼお使いゲームなので、途中何度かプレイを諦めようか迷いました。一応、本編に引継ぎ要素もあるとのことでしたので、なんとかクリアしましたけど、引継ぎ要素が「武器名」「温泉卵名」と魔法剣のルーン?がもらえるくらいでしたので、うーん…頑張らなくてもよかったかな…笑
私はスタンプカードも途中まで真面目にやったり、金策などもしたので、プレイ時間は16時間くらいでしたが、ストーリーだけやるなら10時間くらいで終わる内容のようです。好みは…別れるとして、ボリューム的には値段相応でしょう。
以上!
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